
お子様を持つ親にとっては、お子様の食欲や便通などのバイタルサインは非常に気になりますね。
子供は明確に身体の不調を説明することができないので、体調を注意深く観察しバイタルサインを確認することは親の務めと言えましょう。
特に子供のお通じの状態は毎日の事なので、便秘なのか?下痢なのか?
親にとっては気になるところです。
一般的には、便の回数と柔らかさが増して水様便へ向かうことを下痢と言い、下痢かどうかを判断するには健康な便を知っておくことも大切で乳児では栄養法によって便の回数も便の性質も違うので覚えておきましょう。
では、お子様のよくあるお通じの変化につきまして解説していきますが、更に詳しい情報をお探しの場合はコチラをご参照ください。
緑色のかゆ状の便が1日5回程度ある場合は、母乳栄養児では必ずしも異常とは言えませんが人工乳栄養児では異常の可能性が高いとされます。
乳児下痢症では、便の性質が病気の進行に伴い変化するとされ、粥状、水様、粘液様、粘液膿瘍と進み、粘血便となり色は、黄色から黄緑色、緑色となり血便になると赤褐色か赤色になるようです。
重症例では、血便ではない場合は、無色な便へと変化し注意が必要です。
冬期乳児下痢症の時は、米のとぎ汁のような乳様の白色便の場合もあり、形は、均質な無形便から、顆粒便、散乱便へと進み臭いは、強い酸性臭や鼻をつく悪臭から臭いが段々と減り無臭へと変化します。
このように病変の変化により便の性質は変化することを覚えておくと子供の身体の不調をいち早く気づけるようになるので普段から排便の状況にも注意を払う事は大切です。
また、年長児でも病気の進行による便の変化は同様に進むので異状がある場合は医師の診断を受けると良いでしょう。
子供の下痢対策
病気が原因ではない下痢の場合は、食事療法が最も大切とされ原則として野菜スープなど刺激が少なく水分を補給できる食事にして徐々に、重湯、おかゆ、軟食という段階で食べ物を変えていきましょう。
軽い乳児下痢症や年長児の下痢は、殆どがこの食事法により便の性質が改善しするとされるので食事による健康管理は大切な要素です。
身体に不調がある時はつい市販薬を買い安易に解決しようとする事が多いのですが、下痢止めは便の回数を減らすことは出来ても便の性質を元に戻す作用はありません。
根本的に便の性質が改善しなければ、下痢の回数が減っても下痢が良くなった事にはなりません。
疾患の場合は病院での治療が必要ですが、疾患が原因ではない下痢の場合は食事法で多くの場合治まるので栄養についての正しいを知識を身につけ健康管理法を実践してみては如何でしょうか。