錠剤とビン

50歳以上の男性に多いガンとされ、20歳未満の発生は稀とされ、男性は女性の4倍程度の発生頻度とされます。

膀胱がんは、膀胱の内側の粘膜に発生する悪性の腫瘍で泌尿器では最も多くみられるガンとされます。

日本での発生率は、10万人あたり男性6~7人、女性1~2人とされています。

また、治療後は比較的予後の良いガンとされます。

上皮内ガン以外の膀胱がんは、膀胱鏡で容易に発見されるとされます。

膀胱がんの約70%は、乳頭状の突起を持つガンで細い茎で膀胱の粘膜とつながっています。

比較的悪性度は低く、膀胱内再発を繰り返すが転移することは稀であるとされます。

しかし、残りの30%はガンが表面で平滑で茎がないガンで適切な治療を怠ると早期に転移しやすい悪性度の高いガンとされます。

症状

最初の症状は、痛みは殆ど無いとされます。

無症候性血尿で断続的に起こるのが特徴とされます。

長い場合は、1年以上続き繰り返されるとされます。

ガンが発生した部位により、排尿痛、頻尿、排尿困難があらわれます。

膀胱炎を併発しても、排尿痛や頻尿があらわれるとされます。

また、上皮内ガンでは、排尿痛、頻尿が主症状であることが多く血尿を伴わない場合もあるとされます。

ガンが進行して膀胱壁内に深く浸潤した時にも血尿や排尿痛をともなうことがあるとされます。

また、ガンが尿管口に浸潤して、尿の通過障害のために水腎症を起こすと脇腹や腰が痛くなるとされます。

内尿道口にガンが発生すると排尿困難が生じるともされます。

受診する科

泌尿器科

原因

はっきりとした原因は無いようですが下記の因子が疑われています。

喫煙では、非喫煙者に比べて喫煙者は膀胱がんになる確率が2倍になるとされます。

長期の膀胱結石の人にも膀胱がんが発生するケースもあるようです。

その他、クロルブロマジンという精神安定剤も原因が疑われています。

検査

断続的に無症候性血尿がある場合は、膀胱がん、腎盂尿管ガン、肝細胞癌が疑われるとされます。

膀胱がんは顕微鏡で調べると多くの人に血尿が見られるとされます。

膀胱がんが疑われる時は、膀胱鏡検査と尿細胞検査が行われ、病期の診断には、CT検査、超音波検査、MRI検査などがされます。

膀胱がんの代表的な、血液腫瘍マーカーには数値のCEAがあるとされます。

治療

膀胱がんの治療の中心は外科手術だとされます。

また,患者の状態により,抗がん剤治療,放射線治療,免疫治療などもおこなわれます。

外科療法には、内視鏡手術、膀胱部分切除術、膀胱全摘除術があるとされます。

放射線治療法では、膀胱の表在がんに対しては内視鏡手術とBCG膀胱内注入療法が有効な治療法として確立しているため、放射線が使用されることはあまりありませんが浸潤がんには選択肢となります。

膀胱全摘術は80%~90%の高い局所制御率をあげていますが,5年生存率は50%程度です。

一方放射線治療は局所制御率では手術に及びませんが、5年生存率は手術と同等でかつ膀胱を温存できるというメリットがあります。

抗がん剤投与は、膀胱内のがんを直接治療するための膀胱内注入療法と転移に対して行う血管内投与とがあります。

レーザー治療では光に反応し,がん細胞に吸収されやすい薬剤(フォトフリン)を膀胱内に注入します。

がん細胞がこの薬物を吸収した後、レーザー光を膀胱内に照射します。

このレーザー治療は比較的新しい治療法であり、早期の膀胱がんに対して有効と考えられ、研究がすすめられているところです。