クラミジア感染症の急増

急増する棒グラフ

若年層の間でクラミジアの感染症が増加しています。

クラミジア感染症は、初期症状はあまり出ないが病気が進行すると性器の炎症などが症状として現れます。

重症になると卵管が癒着したり、腹膜炎を起こしたりしますが長期間気づかない場合もあります。

不妊症、流産、早産、母子感染を引き起こす原因ともなります。

妊娠を希望して産婦人科の診察を受けて感染に気づくケースも多いようです。

炎症により卵管が癒着して不妊の原因になっていたのが、感染から数ヶ月から数年を経て気づくこともあるようです。

厚生労働省の報告によるクラミジア患者の最新動向によると

感染者の推移は若年層が圧倒的に多いことがわかります。

感染率の低い中高年層の数字が全体を引き下げていますが若年層を中心に感染者を増やしていることがわかります。

クラミジア感染症増加の原因は、性行為の活発化や若年化であり、それに伴い人工中絶、流産、早産、子宮頸癌の若年化が起こっていると考えられています。

男女比では、女性が圧倒的に多いこととクラミジア感染者に平行するように中絶と低体重児の出生数が増えているのが現状とされます。

また、性行動の低年齢化が進めば、パートナーの数も増え感染拡大の温床になります。

クラミジア患者の急増はそれ自体も問題ですが、クラミジアの感染がエイズに感染する確率を高めることは更に問題です。

エイズウィルス自体は、強い感染力を持っているわけではなく、感染者と性行為をしても必ずしも感染するわけではありません。

しかし、性器に炎症があったり、出血を伴う激しい性行為は感染率が高くなります。

エイズが認知されるようになった当時は、感染者の大半が男性の同性愛者や麻薬の常習者でしたが原因は同性愛者は出血を伴う肛門での性行為が行われることと麻薬常習者の注射の回し打ちなどがエイズの感染を拡大させました。

女性では特にリスクが上昇しますが理由としてクラミジアに感染すると生殖器が炎症を起こしますが進行すると子宮頸部で炎症が起こります。

この部位は円柱上皮細胞でできていますがこの細胞はデリケートです。

炎症を起こすと組織が傷つきやすくなり性行為により出血します。

出血がある部位にエイズウィルスが侵入すると感染しやすくなります。

これが、クラミジアの蔓延とエイズの増加が連動する原因です。

また、クラミジアは不妊症の原因ともなり女性にとっては大きな問題です。

参照データ:国立感染症研究所

クラミジア感染症の最新動向

平成20年以降は総数の推移は、横ばい状態を示しています。

また季節の推移で増減することも特徴で5月以降に増加し10月以降に減少する傾向が見られるます。

つまり、夏季に感染の機会が増えることが推測されます。

男女ともピークは20~24歳で、次いで25~29歳です。

しかし女性ではHIV感染と同様、15~19歳の低年齢層の割合が約20%と特に高く、20~24歳の割合も30%以上と男性に比べて高いこと、また男性では女性に比べて40歳以上の比率が高いことなどが特徴であす。

検査法については、近年の核酸増幅検査法の開発普及によって、尿などの採取が容易な検体での病原体検査がある程度可能になりました。

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