
息を吐く時に気道が閉塞する呼吸困難を起こす病気に慢性気管支炎と肺気腫があります。
慢性気管支炎は症状から医師により診断されます。
冬期3ヶ月間で2年連続で咳と痰がある病気で高齢者に多いのが特徴です。
肺気腫は肺胞と呼ばれるガスの交換をしている細胞が破壊される病気でレントゲンで発見されます。
50歳以上の男性に多く、喫煙が原因とされます。
その他に下記の気管支の病気があります。
気管支拡張症
気管支が部分的に拡張して、感染症が起こる病気です。
咳と痰が主な症状で血痰が出ることもあります。
炎症が強い場合は、喘鳴や高熱が出て肺炎になります。
びまん性汎細気管支炎
細気管支の慢性症で両肺に広く現れる病気です。
慢性副鼻腔炎、喫煙、大気汚染などが原因と考えられています。
息切れ、せき、たんなどが主な症状で肺炎になりやすいので注意が必要とされます。
抗生物質の長期投与で治療がなされます。
症状の観察
せきや痰がある時に息切れがあるかどうかを確認します。
睡眠や栄養状態が良好かを確認します。
風邪をひくと悪化するので注意が必要とされます。
介護
禁煙をしなかればならず、医師の指示通りの服薬をします。
適度な運動をすると良いとされます。
風邪をひかないように注意が必要です。
息切れ、呼吸困難がある時は、在宅酸素療法が必要になるので医師に相談しましょう。