乳酸菌とアレルギー

免疫とは身体を守る身体に備わった防御機能で、アレルギーとはこの免疫の過剰反応で通常であれば無害なものにも反応してしまう現象です。

昔は衛生環境が悪く雑菌などで体調を崩すことが多かったのですが、衛生環境の向上により不衛生な環境が減った半面、人間の免疫力は下がってきていると言われています。

近年ではどこにでも殺菌ジェルを持ち運び、殺菌してからでないと何かに触れない、と言う人も多いですが、その反面、日常的に利用する食品や調味料、洗剤などにアレルギーを引き起こすような物質が含まれていて知らず知らずの内に体に蓄積されていることもあるのです。

例えば昔では全く取り上げられなかったシックハウス症候群では、家の建材などとして利用される材料に含まれる化学物質が人体に過剰に刺激を与えたり、密度が高い家でカビや最近などが多量に繁殖した結果、そこに住む人が具合が悪くなるという現象が起きました。

湿疹が出たり、吐き気、頭痛、熱や鼻水やのどの痛みなど風邪のような症状しか出ない場合もあり、また症状の程度も個人差があるのでなかなか家が原因で…というふうにはすぐに結論づけられないところが厄介な処です。

アレルギーとは人体に於ける機能不全の一種で、体の免疫系が「害のあるもの」として認識した物質が体内に入ってきた時に体を守ろうとして発症します。

皆さんの周りにも花粉アレルギーの人は多いと思いますが、花粉が「害がある」とはよく考えたら不思議ですよね。

一度罹ると治すのがほぼ不可能に思えるこうしたアレルギーですが、なにか改善策はあるのでしょうか?

最近の研究によると星の数ほどある乳酸菌がアレルギーの抑制力が高い事がわかってきました。

乳酸菌は往々にして酸性で、綺麗な腸を造る善玉菌も酸性、つまり健康な腸は弱酸性に保たれています(逆に腸の環境を劣化させる悪玉菌はアルカリ性です)。

知らない人も実は多いと思いますが、腸の中には免疫やアレルギーなどをコントロールする腸管免疫というシステムが存在し、腸の状態が良ければ良いほどこの腸管免疫システムも強くなります。

つまり、アレルギーに対して影響力がある乳酸菌を摂取し、善玉菌をサポートすればアレルギーは改善しやすくなる、という事です。

とは言っても乳酸菌を摂りいれて腸の中だけを改善すればいいのかと言うとそうではありません。

例えばですが、日常的に何気なく利用している洗顔、ボディーソープ、モイストライザーなどを見てみて下さい。添加物が沢山入ってはいませんでしょうか?

そこも是非見直してみましょう。

わかりやすい例が、文明的な暮らしをしていないジャングルなどで暮らしている人々はアレルギーがほぼ起こらないという事です。

より清潔な暮らしをしようと綺麗にしすぎる事や、化学薬品を多く利用する事がかえって私達の健康に害を及ぼしているという事でしょうか。

とはいえ、免疫がフル活躍する衛生環境が悪い状態も健康に悪いので、アレルギーを抑制する乳酸菌を摂取する事をおすすめします。